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ラブグラフがミクシィと資本業務提携〜家族アルバムアプリ『みてね』との連携強化

2020.5.12 STARTUP

Lovegraph
 
 
出張フォト撮影サービス『Lovegraph』を運営するラブグラフがミクシィと資本業務提携を結んだと発表があった。具体的な出資金額は不明。今回の業務提携により、ミクシィが運営する家族アルバムアプリ『みてね』と『Lovegraph』との連携強化がはかられる。また、今回の資金は「既存の写真撮影業界で提供されているような衣装提供やフォトブック作成といった付加価値の充実に充てる」とのことでラブグラフの今後の展開が期待される。
 
 
出張撮影サービスのラブグラフがミクシィと資本業務提携を締結(PR TIMES)
 
 


 
『Lovegraph』は駒下純兵氏(現ラブグラフ代表取締役CEO)を中心に2014年1月にサービス開始。当初はカップルフォトサイトとして運営されていました。2015年2月に法人化するも、サービスの共同創業者は就職し、しばらくは駒下氏が一人でやりくりする日々が続きます(ちょうどその頃筆者は駒下氏にランチを誘われ、初めて対面した記憶が。とても誠実そうな人だなという印象が残っている)。
 
やがて就職していた共同創業者の一人村田あつみ氏を呼び戻し、2018年10月にはもう一人の共同創業者である宮村優哉氏も復帰。カップルフォトサービスだった『Lovegraph』も現在は結婚、出産など様々な記念日の写真を撮影する総合的なサービスへ進化。これまでの撮影総数は18,000組を超えるという。
 
ラブグラフの歴史については『Lovegraph』のオウンドメディアに残した駒下氏の記事をご覧いただきたい。サービス開始に至る想いや、創業後の葛藤など、とてもリアルに描写されていて良い記事である。
 
写真は未来への贈り物。“幸せ”という感情をLovegraphが写真に残す理由。(Lovegraphジャーナル)
 
 
一方今回ラブグラフと業務提携したミクシィの『みてね』は2015年にサービス開始。ミクシィ創業者で現在は取締役会長に就いている笠原健治氏自らが企画して開始したサービスだ。サービス開始時には笠原氏自身が駒沢公園でビラ配りをしてサービスを広めた。笠原さんはミクシィの発行済株式の45.25%を保有する大株主である。その笠原氏が自ら汗水垂らしてビラ配りをして自分が企画したサービスを広めているという記事に感動を覚えた。
 
ミクシィ“家族SNS”に参入 子どもの写真、容量無制限で共有「みてね」 笠原会長が企画、自らビラ配り「生涯プロデューサーでありたい」(IT media)
 
笠原氏の飾らない性格、何よりサービスが好きという話は昔からよく聞く。今回の資本業務提携のプレスリリースにも笠原氏のコメントが紹介されているが、その肩書きはミクシィ取締役会長ではなく「みてねプロデューサー」である。それを見て改めて「笠原さん、純粋にサービスを愛してるし、サービスが好きなんだな」と感じた。『みてね』の創業ストーリーも前述の駒下氏の『Lovegraph』創業ストーリーと同様に非常に良い文章なので紹介しておこう。
 
みてねの始まりと、これから創業者のストーリー
 
 
 
『Lovegraph』と『みてね』の思想はどちらも「善」である。このようなサービスが手をとりあい、共に成長していく姿は混沌の現在にとって一種の救いのように思える。