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月単位でホテルや家具付き部屋を借りることができる『Anyplace』が530万ドルの資金調達を実施

2020.5.13 STARTUP

anyplace
 
 
ホテルの部屋や家具付きの部屋などをマンスリーで借りることができる『Anyplace』を運営するAnyplaceが530万ドルの資金調達を行ったと発表があった。Anyplaceはサンフランシスコに本拠を構えるスタートアップ。TCもBRIDGEもいつもより詳しく熱量込めて書かれているので、ぜひご覧いただければと。これ以上のことを書ける気があまりしない笑。
 
 
ホテルの一室を月単位で賃貸、居住シェアリングのAnyplaceが約5.7億円を調達(TechCrunch Japan)
デジタルノマド向け賃貸マーケットプレイス「Anyplace」シリーズAで530万ドル調達ーーLife as a Serviceへ拡大目指す(BRIDGE)
 
 
今回のラウンドに参加した投資家はGA Technologies、サイバーエージェントの通称「藤田ファンド」、三井住友海上キャピタル、デジタルベースキャピタル、アカツキの「Heart Driven Fund」、メルカリ共同創業者の富島寛氏。それに既存株主であるジェイソン・カラカニス氏、本田圭佑氏、East Venturesも追加出資を行った。
 
今回のリードを務めたGA Technologiesは2018年に東証マザーズに上場した不動産テックのベンチャー。新規株主の一つであるデジタルベースキャピタルは2019年に設立されたPropTech特化型のベンチャーキャピタル。「PropTech」とはProperty Technologyの略である。ちなみにデジタルベースキャピタルのVenture PartnerにはGA Technologies代表の樋口龍氏、イタンジ(2018年にGA Technologiesに売却)創業者の伊藤嘉盛氏が名を連ねている。
 
 
 
さて『Anyplace』だが、ホテル、家具付き部屋の定期滞在サービス。若い起業家の中には「部屋は借りてません。ホテルを渡り歩いてます」という人も実際にいるし、クリエイターや「場所に縛られたくない」人にはちょうど良いサービスなのだろう。筆者としては質の高いマンスリーマンションのように感じた。
 
コロナと共に生きていく。そんな時代に突入してしまったわけだが、Google Trendで調べてみると「マンスリーマンション」の検索数は3月くらいに急増している。GWで一旦は落ち着いたが、住んでいる部屋でリモートワークが困難な人がマンスリーマンションを借りて作業するというアイデアを浮かべた人はけっこういたのかもしれない。
 
 
 
Anyplace創業者の内藤聡氏は大学時にEast Venturesでインターンを経験。その後2014年、大学卒業と同時に渡米し、一年後の2015年に会社設立。いくつかのサービスを世に出すもなかなかうまくいかず試行錯誤の上にたどり着いたのが『Anyplace』だ。サービス開始は2017年。そこからは順調にサービスを伸ばし、有名投資家のジェイソン・カラカニス氏からの出資などアメリカのスタートアップシーンでも注目されている。渡米から『Anyplace』のリリース、そしてジェイソン・カラカニス氏からの出資までの話は内藤氏のブログ、そしてその追記的なBRIDGEの記事をご覧いただけたらと。
 
サンフランシスコでの3年間(2017年 内藤氏のブログ『シリコンバレーからよろしく』)
格好つけて、最高に格好悪い製品を作っていたーー日本人起業家が2年のブランクを経て、Uber投資家から資金調達するまで(2017年 BRIDGE)
 
2019年末には『Anyplace』の3年間をまとめた長文ブログ記事も投稿されている。こちらもなかなか面白い。あえて大日方祐介氏(通称「オビ」)のツイートで紹介しておこう。世界を股にかけブロックチェーンの啓蒙続けているオビ氏は内藤氏と2013年末にEV六本木ビルで一緒に働いた仲だ。


 
実は筆者がEast Venturesで働くきっかけを作ってくれたのが内藤氏なのだ。そしてその頃に一緒に働いていた20歳前後の若者の一人がオビ氏で、その他には杉山大幹氏(Babel CEO)、森川照太氏(カケコムCEO)など後にスタートアップを起業した者や、木暮圭佑氏のようにVCを立ち上げた者が切磋琢磨しながら同じ空間にいた。


おじさんもまだまだ頑張りが足りないな…と彼らの成長を眺めながらふとため息をつくのであった。「さぁ頑張っていこう。」